かわいい少額切手たち!2024年の新料金に合わせて登場したものも

先日、近所の郵便局で郵便物を出そうとした際、63円切手に不足分を足すための切手を購入しようとしたところ、「えっ、こんな金額の切手があるの?」と思わず声が出てしまうような自分にとっては珍しい切手を窓口の方が出してくれました。局員さんによると、今回の郵便料金改定にあわせて新たに作られた差額用切手とのこと。

コンビニでは1円切手は購入できず、郵便局でも「不足分は1円と10円を何枚も貼るしかないか」と思って足を運んだのですが、思いがけず素敵な出あいがありました。

今回私が手に入れたのは、2円のエゾユキウサギ、5円のニホンザル、30円のキタキツネ、そして2024年に新たに登場した40円の七宝文様。どれも初めて見るものばかりで、見た瞬間ちょっと感動。普段ははがきや通常の封書しか送らないので、これまで目にする機会がなかったんですね。

2024年9月2日から販売が始まった新しい差額用切手は、16円貝、22円桜葉、26円鶯、40円七宝の4種類。それぞれ、定形・定形外郵便や速達料金の調整に使いやすい額面になっています。

これらの切手の図案は、東京都港区にある「日本郵便 切手・葉書室」で企画され、所属するわずか8人ほどの専属デザイナーたちによって制作されます。中心メンバーには、長年数々の切手デザインを手がけてきた楠田祐士さんなどが在籍。テーマの決定から試刷り、最終調整、印刷・流通までにはおよそ1年がかけられるそうです
(参考:日本郵便公式切手情報 https://www.jpcast.japanpost.jp/2025/03/512.html?utm_source=chatgpt.com)。

モチーフには、日本の自然や動物、伝統文化などが多く取り入れられ、見る人・送る人それぞれの心に寄り添う工夫が感じられます。完成した切手は、紙幣や官製はがきの製造でも知られる「国立印刷局」で、偽造防止技術などを用いて高精度に印刷されます。近年では一部、一般企業にも製造が委託されているとのことです。

デザインの構想は日本郵政グループが行い、専門委員会の審査を経てようやく採用・発行へ。まさに、ひとつの切手に多くの人の手と時間が込められています。

不足分を補うだけの“差額用切手”と思っていたら大間違い。一枚一枚が小さな芸術品のようで、郵便を出すたびにちょっと楽しい気分にさせてくれます。

まだ、以前の料金の切手を使う機会がありそうな方は、ぜひこれらの新しい少額切手にも注目してみてくださいね。集めて楽しい、貼って嬉しい、心和む一枚がきっと見つかりますよ(^_-)-☆

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