【パソコン基礎】ToとCCとBCC、ビジネスメールの宛先の違い

【パソコン基礎】ToとCCとBCC、メールの宛先の違い

メールを送ろうとすると、宛先である「To」以外に「CC」や「BCC」があるのはご存知ですか?最近のメールはCCやBCCが初期設定で表示されていないものもあり、気づきにくいかもしれません。

しかし、ビジネスでメールを使う方には必須で知っておいてほしいのが、この「CC」と「BCC」なのです。今回はこの二つと基本の「To」に焦点を絞って解説いたします。

メールの3つの送り方

先ほど述べたように、メールには3つの送り方があります。
ざっくりと説明すると、

To → 宛先
CC → コピー転送
BCC → シークレットコピー転送

このような感じになります。
なので、メールはToありき。CCとBCCはそもそも「To」が無いと成り立たないですし、Toがないとメールを送ることすらできません。

メールの基本「To」とは

Toは単純に「宛先」の事です。

★図解はこちら

基本的に1対1のメール、または1対複数(宛先全員が誰に送ったか解る)の時に使われます。Toは基本的に「あなたに宛てたメールですよ」という意思を示すものだと思うとよいでしょう。

「CC」とは

CCとは「カーボンコピー」(Carbon Copy)の略です。

この図で言うと、「あくまでもBさん宛のメール」という事がわかるかと思います。つまりCCは「宛先」ではなく、あくまでも「参考」という感じと思ってください。

BCCとCCの最大にして唯一の違いは、「メールがCさんにも送られている」という事がBさんにもわかる、というところです。

「BCC」とは

BCCとは「ブラインドカーボンコピー」(Blind Carbon Copy)の略です。

★図解はこちら

仕組みはCCとほとんど一緒です。AさんからBさんに宛てたメールを、Cさんにコピー転送します。しかし、CCとは違い、Bさんは「Cさんにメールが転送されていることがわからない」というのがBCCの特徴です。

To・CC・BCC練習問題

お客様(1名)に請求書のメールを送ります。請求書のメールを送ったことを上司に報告&送ったメールの内容を上司に転送したい、更に、控えとして自分にも転送しておきたい時に使う、相応しい形はどれでしょうか。
①To:お客様 To:上司 To:自分
②To:お客様 CC:上司 CC:自分
③To:お客様 CC:上司 BCC:自分
④To:お客様  BCC:上司 BCC:自分
⑤To:自分 BCC:お客様 BCC:上司

正解は④To:お客様  BCC:上司 BCC:自分 です。
あくまでも宛先は「お客様」になります。お客様にとって取引をしているのは「自分」であって、「上司」は関係のないことですよね。
④を使えば、お客様にとっては「自分だけに宛てられたメール」という事しかわかりませんので、とてもスマートに見えます。

ワンポイントアドバイス

⑤の選択肢は、「複数のお客様に「同じメール」を送る時」に使う事があります。「複数のお客様」というのは、お互いにメールアドレスも知らないですし、誰に送ったかなんてわかってしまったら、プライバシーの問題にもなってしまいます。
複数のお客様に送る際に全て、「To:お客様達」で送ってしまうと、このような問題が出てきてしまうので、あえて「BCC」を使う事もあります。

いかがでしたでしょうか?CC、BCC、Toをスマートに使い分けて、メールを便利に活用していきましょう。

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