文字で伝える気持ち。気持ちのいいやり取りをしよう!

話題の「三点リーダー症候群」。ご存知ですか?
LINEの会話などで語尾に「…(三点リーダー)」を多用し、語尾をはぐらかすというものと聞きました。

TwitterやLINEといった文字で相手とやり取りすることにおいて、「文字では伝えきれないその時の気持ち」や「あからさまに伝えたくない言葉」「感情」を「…」や絵文字、記号や感嘆符などで伝えることは、皆様もあるのではないでしょうか?

例えば
「そんなつもりはないのですが…」(あなたの勘違いです)
「良いとは思いますが…」(私の意見は別にあります)
など、伝えたいけどあからさまに伝えられない、文字にあえてするのもどうかと思うといった気持ちを「…」に込めてるパターンも多く見受けられます。

確かにこのような言葉を直接書き込んでしまうと、トラブルになったり、相手に嫌な思いをさせて険悪になってしまったりと、面倒なことになってしまいがちですよね。それでもなんとか柔らかく「伝えよう」という気持ちが働いて「…」となって「語尾を濁すことによって、相手の想像力に判断を任せる」といった結果になるのだと私は考えています。
ただ、相手にゆだねてばかりですと、あなたがしんどい思いをするばかりです。自分の意思を伝えることも、どうか忘れないでください。

(笑)やwも、「その時の感情」「冗談であることを簡単に伝える」として使われていることが多いのですが、人によっては「嫌」という人もいらっしゃいます。

コミュニケーションを円滑にするコツとしては、特にLINEのようにタイマンで話をしているのであれば、基本の態度は「おうむ返し+意思」×「立場」が一番いいと思います。

相手は基本的に「こういうテンションでメッセージを送ってほしい」「こういう付き合い方をしたい」という意思で送っている場合があります。
それに加えて言葉の選び方によっては「距離感を保つ」といったこともできます。
「言葉の選択」はこちらの「意思」ですね。ただ「言葉の選択」をするという事の前提条件に「様々な言い回しを知っている」というものがあります。いわゆる「語彙力」というものですね。最初から知っている人はいませんので、調べたり、経験したりなどで鍛える必要があります。

そして、ここでいう「立場」というのは、相手が自分にとってどのような存在か。という事です。馴れ合いや、ふざけあうような仲なのか、会社の上司や先輩なのか、それによって選ぶ言葉が違いますね。

例「君の言う通りです」
「仰る通りです」
「そのとおり」
「それな」
「そのとおりですが」
「それで合っています」

これらに、感嘆符や絵文字、三点リーダーをそれぞれ語尾に足してみると、伝わる印象が変わるのがお分かりいただけますか?そのうえで、どの言葉を選び、どういった感じで文を閉じるのかを、「自分の意志」として、相手に伝えていきましょう。

こういったことが話題になるのは、テレワークや自粛生活で「文字」で思いを伝えるという場面が増えたからこそですね。昔手紙しかなかった頃は絵文字なんてありませんでしたから、色々な言葉で相手に思いを伝えたり、立場を伝えたり、相手と自分の気持ちの距離を測っていました。今は絵文字や記号、スタンプなどで、それをより伝えやすくなっていると思います。ですが、文通時代から続く「文字で伝える」というのも非常に大事なことではないでしょうか。

たくさんの語句を知って、使い方を知って、というのは国語の授業だけでは身につかないかもしれません。「どういう言い回しが、相手により伝わりやすいのか」をしっかりと考えて言葉を紡いでみてはいかがでしょうか。

もちろん、ラクな方に逃げることだって必要な時もあります。適度に肩の力を抜くことも大事ですね😊

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