使うものは記憶力・想像力・運!?オンラインで友達とゲームを楽しむTRPG
最近はスマホやスイッチ、プレイステーションでも、オンライン対戦やオンラインでの交流を用いたゲームがたくさん出ていますね。今日紹介するのは、そういった媒体を一切必要とせず、Skypeやline、Zoomといった通話システムを使用するゲーム、TRPGです。
目次
TRPGって何?
TRPGとは「テーブルトーク ロール プレイング ゲーム」の略です。
RPGといえば、ゲームの中でも、ストーリーを追って冒険などを楽しむゲームを連想されることと思います。
このゲームは、「テーブルトーク」になりますので、本来は机を囲んで、紙と鉛筆を用い、サイコロを振ったり、カードを引いたりしながら進めていくゲームになります。つまり、普通のテレビゲームと違って、視覚に関する情報は言葉で伝えられるものがメインとなり、想像力を駆使したゲームでもあります。
つまり、手元にメモ、そして言葉を伝えられる音声がつながっていれば、誰でもプレイできるゲームになります。(画面が共有できるといいかもしれません)
「サイコロがない」という方は、サイコロの検索をしてみると、Webダイスという「インターネットで振ることができるサイコロ」を見つけることができるでしょう。
TRPGに最低限必要なもの
ルールブック
TRPGに必要なデータベースです。例えば、世界観の設定や、こういうものがありますよ、こういう効果ですよ、こういうステータスの人にはこういう効果がつきますよ、など、細かいルールが書かれた本になります。次の説明のキーパー(KP)が所持していれば問題はないのですが、TRPGが好きな人は持っているとより理解が深まるかもしれません。
有名なルールブックとしては、クトゥルフ神話シリーズが挙げられます。他にも、「TRPG ルールブック」で調べてみると、色々なものが出てきますので、是非探してみてくださいね。
シナリオ
ルールブックとは別に、シナリオ(台本)が必要です。各ルールブックに対応したシナリオを選ぶようにしましょう。台本に沿って進行役が物語を進め、プレイヤーが選択肢を選んでいき、マルチエンド(エンディングが複数ある物語のこと)のエンディングまで協力してたどり着けるように頑張りましょう。
進行役(キーパー(KP)・ゲームマスター(GM))
進行役はいわゆるナレーションのような役割を果たします。ルールブックやシナリオにのっとった進行をし、プレイヤーに現在の状況を伝えたり、周辺の情報を伝えたり、とにかく、TRPGは視覚情報がとても少ないので、想像しやすいように伝えていきます。
プレイヤー(PL)
進行役に従い、「物語の中に入ったつもり」で物語を進めていく、いわば主人公のような立ち位置になります。シナリオによってプレイヤーの数が変化しますが、1人~のシナリオもあり、人数が集まらなくてもゲームができる場合もあります。
プレイヤーが最も大切にしなければならない事は、進行役の邪魔をしない、進行役の指示に従う事です。何らかのアクションを起こした場合、進行役が状況を説明しますので、それに従う事が一番大事ですね。
ダイスやトランプなどの「運」を決めるもの
多くの場合はダイス(サイコロ)があれば大丈夫ですが、ルールブックの内容によってはトランプであったり、専用のカードであったりと、様々です。
プレイヤーが何らかのアクションをしたときに、必ずしもそれが成功するわけではない、という事で、「成功」と「失敗」を判断するのに用いられることが多いです。
時間
1つのシナリオで、2時間以上、物によっては8時間を超えるものもあります。シナリオの詳細に目安の時間が書かれているので、参考にしましょう。また、TRPGに誘われたときは、先にプレイ時間目安の確認をしておくといいかもしれません。
今は、ダイスを簡単に振れ、画面共有ができるといった便利なチャット型サイトもあったり、TRPGをオンラインでより便利に楽しむコンテンツが多数存在します。
TRPGの魅力
プレイヤーも進行役も人です。ルールブックやシナリオといった基本的な流れがあるとはいえ、ほぼすべてが「アドリブ」で進行します。
ふつうの本や、RPGゲームで得られる「物語」では織りなせない、びっくりするような展開になったり、同じシナリオをプレイしても、進行役やプレイヤー、ダイスの目が違うだけで、まるで別の物語を見ているような感じになったりします。
病みつきになっちゃう人も、いるかもしれませんね😊