関数の中に関数を入れこむことを関数のネストと言います。

練習問題集や、Excelの教科書、Excelの参考書等で突然出てくるキーワードなので、分からなくなってしまう方もいらっしゃるかと思います。

関数を中に入れる事ができない関数

関数のネストが出来ないものとして挙げられるのは、セル番地や範囲を指定するだけの関数(SUM関数等)・その関数だけで意味を成す関数(TODAY関数)です。

関数の中に関数を入れるってどういうこと？

例えば、簡単なIF関数を考えてみましょう。
空白のブックの「B1」に「=IF(A1=”○”,”正解”,”不正解”)」という式を入れてみましょう。
この式は、A1に「○」という記入があれば、B1に「正解」と表示され、○以外もしくは空白の場合は「不正解」と表示されるというIF関数です。

IF関数がわからない(´ε｀；)　という方は、こちらも参考にしてみて下さいね😊

【Excel基礎】IF関数の考え方

この条件に更に「空白の場合は何も表示させない」という条件を追加します。

すると、式は「=IF(A1=””,””,IF(A1=”○”,”正解”,”不正解”))」に変化します。

先ほどのIF関数が、空白指定のIF関数の中に入った形になります。

これが関数のネストです。

関数のネストは1回だけとは限りません。複数の関数を入れこむことができます。

例えば先ほどの式に、更に「×という表記なら「不正解」と表示させ、○でも×でもない場合は「入力ミス」と表示させる」という条件を加えるとします。是非、ご自身で考えて式を作ってみましょう😊

上手くできなかった、という方は、IF関数の基礎の記事も、是非見てみて下さいね！

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