富士山の初冠雪、遅い記録更新中
今までの初冠雪の遅い記録は10月26日で、1956年と2016年との事ですが、今年はまだで、1894年からの統計開始以来130年の中で最も遅い記録を更新中。
ちなみに甲府地方気象台が観測した最も早い初冠雪は2008年8月9日との事。
過酷な環境下での長期観測のおかげで知る事ができるデータですね。
東京では10月19日に94年ぶりに遅い真夏日を更新というニュースもありましたので、あちらこちらで尋常ではない気象の記録が出ています。(今日は寒い・・・)
そもそも初雪や初冠雪とは
初雪は冬になって初めて降る雪(みぞれ、霧雪、細氷を含む)であり、終雪は、その冬最後に降った雪というのが決まり。富士山の場合、季節の変化を山頂の1日の平均気温が最も高い「最高気温日」で判断する。仮に8月中旬に雪が降った場合、その雪が初雪か終雪かの判断は、山頂での夏の最高気温日が確定するまで決まらないことになる。初冠雪とは、気象台によると上記の「最高気温日」以降で、「山の全部または一部が、雪または白色に見える固形降水(雹など)で覆われている状態を下から初めて望観できたとき」をいう。
初冠雪の平年値は、河口湖測候所からは9月27日、甲府地方気象台からは10月2日(統計期間1991〜2020年)。ちなみに甲府地方気象台が観測した最も早い初冠雪は、2008年8月9日で、それまでの1914年8月12日を94年ぶりに更新し、1894年の観測開始以来、史上最も早い初冠雪となった。反対に最も遅い記録は、1956年と2016年の共に10月26日。
2003年9月30日で河口湖測候所の有人化業務が終了。現在、富士山の初冠雪の観測および発表は、甲府地方気象台に一元化されている。
富士山net https://www.fujisan-net.jp/post_detail/2001086
今年の初冠雪はいつになるのか、今年だけ遅いのか、どんどん遅くなってくるのか、いずれにしても長期観測が重要な役割を担っている事は間違いなしです。
何はともあれ、富士山は日本一の山!注目の的ですね(^_-)-☆