デジタル終活って?

デジタル社会が進むなか、生活の中でネット銀行やサブスクリプション(定額サービス)など、さまざまなオンラインサービスを利用されている方が増えていると思います。しかし、これらのサービスは「デジタル終活」をしておかないと、万が一の際にご家族に大きな負担をかけることにもなりかねません。

最近、国民生活センターからも注意が呼びかけられており、亡くなった方のスマートフォンがロックされているためにネット銀行やサブスクリプションの解約ができず、手続きに困るご家族の相談が増えているとのことです。実際に、ネット銀行のIDやパスワードがわからずに解約が難しいケースや、セキュリティサービスに加入していたが解約できない事例も多くあるそうです。

これを防ぐためには、以下のような対策が推奨されています:

1. ネット銀行やサブスクのIDとパスワードをまとめ、わかりやすく整理する。

2. 必要に応じてエンディングノートなどにメモしておく。

また、AppleやGoogleでは、指定した家族が故人のアカウント情報にアクセスできるようにするサービスも提供されています。こういったサービスを活用することで、皆さんが残されたご家族に安心していただける環境を整えることができます。

今はまだ「デジタル終活」の普及が進んでいませんが、これからの時代には必要な準備と言えるでしょう。生徒の皆さんも、一度ご自身のデジタル資産について考え、整理してみてはいかがでしょうか。

“デジタル終活” 死後のネット銀行やサブスク解約に備えを

亡くなった人がインターネット上で保有していた資産や利用していた定額サービスの契約内容が分からず、遺族から手続きに困っているなどの相談が寄せられているとして、国民生活センターが、注意を呼びかけています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20241120/k10014644531000.html

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