正座から手を使わずに立ち上がれますか?

先日、教室で開催中の骨盤エクササイズの先生が、正座から手をどこにもつかずに立ち上がれますか?とおっしゃっていました。

今どきは、和式トイレでもないし、椅子の生活をしていると、なかなか足の筋肉を使うことが減ってきて、立ち上がるのに苦労するというお話。

そういえば、立ち上がる時に膝に手を置いたり、床に手をついたりで、手を全く使わずに立ち上がっていることがほとんどなくなりました。

ある程度筋肉を保っていないと、だんだん動けなくなってきますので、日ごろから大股で歩いたり、少しもも上げをしてみたり、自転車をこいでみたり、なるべく階段を使ったりなどの工夫も大事ですね。

サルコペニア、フレイル、ロコモ
それぞれの違いとは?
サルコペニアは、筋肉が減り、からだの機能が低下した状態を指します。握力が低下しているか(男性26㎏未満、女性18㎏未満)、または歩く速度が低下していて(0.8m/秒以下)、検査で筋肉量が基準より減少していることが認められると、サルコペニアと診断されます1)。

サルコペニアと並んで「フレイル」という言葉を聞かれることもあるでしょう。フレイルとは、加齢に伴う予備能力の低下のため、ストレスに対する回復力が低下した状態を指します。サルコペニアよりも広い範囲を含む概念で、身体的な問題のほか、認知機能の衰えなどの精神・心理的問題、独居や経済的困窮などの社会的問題などから成り、要介護状態の前段階と位置づけられています2)3)。フレイルの人はサルコペニアを合併することも多く、サルコペニアがフレイルの引き金にもなりかねません1)。

ほかに「ロコモ」という概念も提唱されています。ロコモは「ロコモティブシンドローム」の略で、運動器(骨・関節・筋肉・神経など運動するために必要なからだのしくみ)の障害のために移動機能の低下をきたした状態をいいます4)。サルコペニアはロコモの要因の一つです)。

Nestle  https://healthscienceshop.nestle.jp/blogs/isocal/knowledge-malisocal-004-index?srsltid=AfmBOoo3bY9FdL3SLqFS3tkrX6xfkJHXtkI5_UvGoJD2cx3SQ3jAC52q

ふくらはぎの筋肉量が落ちると、つま先が上がりにくくつまずきやすくなったりもします。

立ったままでも、椅子に腰かけたままでも、足首の曲げ伸ばしをすることで、ふくらはぎの運動にもなります。

筋肉はいつの間にか落ちてきますので、いつまでもしっかり動けるように、意識して筋力をつけていきましょう。筋肉は裏切りません(^_-)-☆

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