最近使ったファイル履歴をクリアしてプライバシーを守る方法【Office編】
Microsoft WordやExcelPowerPoint等では、最近使ったファイルが自動的に一覧として表示される仕組みがあります。これは作業の続きを素早く始めるのに便利ですが、共有PCや職場のパソコンでは、他人に見られると困る場合もあるでしょう。
今回は、Wordの「最近使用したアイテム」からファイル履歴を安全に削除する方法をご紹介します。
■ 操作手順:Wordで最近使ったファイルを一覧から削除する
1. Wordを起動します(どの文書でも、新規でもOKです)。
2. 左メニューの「開く」をクリックします。
3. 「最近使ったアイテム」一覧が表示されます。
4. 削除したいファイル名にカーソルを合わせると、右側に「共有」と「ピン」マークが表示されます。
5. そのまま右クリックすると、「一覧から削除」や「固定されていない項目をクリア」などのメニューが表示されます。
6. 一覧から削除をクリックすると、そのファイルだけが一覧から非表示になります。
固定されていない項目のクリアをクリックすると、ピン止めされていないファイルがすべて非表示になります。
ピン留めされているファイルを一覧から削除したい場合は、まずピンを外し(ピンをクリックして無効にします)それから一覧から削除、または固定されていない項目のクリアをクリックします。
■ 注意点
ピン留めされたファイルは、一覧から削除できません。必ずピンを外してから操作してください。
この操作は履歴を削除するだけで、実際のファイル本体は削除されませんのでご安心ください。
■ まとめ
Wordの「最近使ったファイル」は便利な反面、個人情報や機密情報の漏洩リスクになる可能性があります。とくに共有端末では、使用後に履歴をクリアする習慣をつけることが大切です。
Wordだけでなく、PowerPointやExcelも同様の手順で履歴の削除が可能です。ぜひ活用して、安心して作業を行いましょう。
