熱帯低気圧と台風はどう違う?湿度対策もあわせてチェック!
天気予報で「熱帯低気圧が台風に変わりました」「台風から変わった熱帯低気圧」と聞いたことはありませんか?実はこの二つ、まったく別物ではなく“発達段階の違い”です。
熱帯低気圧とは、熱帯の海上で発生する低気圧のこと。温かい海面から供給される水蒸気をエネルギー源にして、積乱雲が集まり、渦を巻きながら成長していきます。この時点ではまだ「熱帯低気圧」と呼ばれますが、風速がある一定の基準を超えると「台風」と呼ばれるようになります。
日本では、中心付近の最大風速が17.2m/s(約風速33.5ノット)以上になると、台風として気象庁が命名します。つまり、熱帯低気圧は“台風の卵”のような存在。条件が揃えば、どんどん発達して強力な台風になる可能性があります。
今日も、台風2号から変わった熱帯低気圧の接近に伴い、強まる雨や風に注意が必要と、お天気解説でも言っていましたね。
さて、台風や熱帯低気圧が近づくと、気温だけでなく湿度も上がってムシムシと不快に。そんな時は「除湿」と「風通し」が鍵です。
今日も、時々ザーッと強い雨が降りつけ、気温がそれほどではなくても、湿度の高さで蒸している感じがします。午後からはお日様も出て気温も上がってきました。
そのような時に試してみていただきたい、体感の湿度を下げる方法を、以下に箇条書きで5つご紹介します。
- エアコンの「除湿モード」を活用する
部屋全体の湿気を効率よく取り除けます。冷やしすぎず快適です。 - 扇風機で風を回す/窓の外に向けて送風する
部屋の空気を循環させることで、肌のべたつきを感じにくくなります。窓外送風は湿気を排出する効果も。 - 除湿機やサーキュレーターを併用する
特に洗濯物の部屋干し時に効果的。狭い空間なら短時間で湿度が下がります。 - 浴室やキッチンの換気扇を長めに回す
湿気がこもりがちな場所の換気を強化すると、家全体の湿度が下がります。 - 布製品(カーテン、カーペットなど)をこまめに干す・乾燥させる
知らないうちに湿気を吸っている布製品を乾かすことで、室内の湿度感が軽減されます。
気象のしくみを知って、ジメジメ対策も上手に取り入れ、快適な毎日を過ごしましょう。

参考:台風の定義が17.2メートルと端数の理由 yahooニュース https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/3c483b9e6ed34fd4418057f373d7d7e1ed9d7ee0