電源オフ&オン vs 再起動、パソコンにどんな違いがあるの?

パソコンが不調のとき、「一度電源を切ってから入れ直す」と「再起動する」——どちらの操作が適切か、迷ったことはありませんか?
この2つは似ているようで、パソコンに与える影響や処理の内容に違いがあります。以下に箇条書きでまとめてみました。

電源を切って、入れる操作(シャットダウン→電源オン
・Windowsのシャットダウンは「高速スタートアップ」が有効な場合、完全には電源を切らず、状態を一部保存して終了します。

・メモリやCPUなどの一部情報は記録され、次回の起動を速くする仕組みです。

・そのため、トラブルが起きているときに完全な初期化にならず、不具合が解消しないことがあります。

・高速スタートアップを無効にすれば、完全なシャットダウンも可能。電源が一度完全に切れるので、ハードウェアのリセットには有効です。

・長時間使わない場合やメンテナンス前には、電源オフが適しています。

再起動(リスタート)
・再起動はすべての動作中のプログラム・サービスを終了し、OSを一度完全にリセットして再起動します。

・高速スタートアップの影響を受けず、より深いリフレッシュが可能です。

・ドライバー更新やWindowsアップデート適用時には「再起動」が推奨されます。

・パソコンの動作が重い、挙動がおかしい時にもまず再起動を行うのが効果的です。

・シャットダウンより短時間で問題解決できることもあります。

まとめ
パソコンにとって、「電源を切る→入れる」と「再起動」は同じようで違う操作。
不具合やアップデートの適用など、「一度まっさらにして立て直す」には再起動が効果的です。
逆に、物理的な熱リセットや電力系の問題が疑われるときは、電源を切ってしばらく待ってから入れる操作も有効です。

日常的には「まずは再起動」、それでもダメなら「完全シャットダウン(Shiftキーを押しながら「シャットダウン」をクリック)→電源オン」が基本です。

何か調子が悪いな?と思ったら、まずは再起動から試してみましょう!

今日の生徒様からの問合せで、「Bluetoothマウスの反応がしない、電池交換済み、タッチパッドではマウスカーソルが動く」というものがありました。まずは再起動。
そうしたらBluetoothマウスの反応が戻りました。

覚えていて損はない機能ですね。

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