「防災無線が聞き取れない」を補う!自治体の“確認サービス”まとめ(世田谷区)
今日は防災の日で、朝から防災無線が流れていました。災害や行政放送など重要な情報を伝える「防災行政無線」。しかし、気密性の高い建物や天候、反響の影響などで「聞こえづらい」「聞き逃した」という声も少なくありません。そんなとき、役立つのが自治体が提供する様々な補完サービスです。いざというときの為に、日ごろから、準備をしておきましょう。
自治体が実施する主なサービス
- 電話による確認サービス(自動応答/フォロー電話)
放送内容を録音し、電話で再確認できるサービスがあります。
- メールでの内容配信
放送内容をメールで受け取れるサービスも多くの自治体で導入されています。
- 戸別受信機の貸与
放送を屋内でも明瞭に受信できる「戸別受信機」の貸与・設置支援も実施されています。
- テレビでの再放送/AR配信サービス
ケーブルテレビ等を通じて、防災無線の音声をテレビで再放送するサービスもあります。
緊急情報は命に直結する重要事項です。自治体によってサービス内容や登録方法が異なるため、お住まいの自治体の窓口や公式サイトで、今すぐ利用可能な方法を確認し、早めの登録をおすすめします。

世田谷区にお住まいの方へ。防災行政無線が聞き取りにくかった場合に備え、区が提供している具体的な代替サービスをまとめました。
1. 防災無線電話応答サービス
防災無線の内容が聞き取れなかった場合、専用の電話番号(050-5536-6957)にかけると、放送後24時間以内の内容を自動録音で聞くことができます。通話料はかかりますが、聞き逃しがあった時にとても便利です。
https://www.city.setagaya.lg.jp/02049/593.html?utm_source=chatgpt.com
2. 災害・防犯情報メール配信サービス
事前に登録したメールアドレスに、地震・津波、気象警報、大雨、土砂災害警戒情報、避難情報などを配信してくれるサービスです。週末の天気予報も毎週金曜日に送られてきます。受信料は無料(通信料は自己負担)です。
登録方法:空メールを指定のアドレス(bousai.setagaya-city@setagaya-city.ktaiwork.jp)宛に送ると、登録用URLが返信され、希望する情報項目を選んで完了します。
配信登録方法 https://www.city.setagaya.lg.jp/documents/594/keihatubutu.pdf
3. 緊急速報メール(エリアメール)
区内にいる人の携帯電話に対して、高齢者等避難指示や避難勧告、国民保護関連情報など、緊急性の高い内容を自動で配信してくれるサービス。電源が入っており、基地局の状況によって受信できないこともあるため注意しましょう。
緊急速報メール https://www.city.setagaya.lg.jp/02049/596.html?utm_source=chatgpt.com
4. テレビ・ケーブル端末による音声・文字配信
- 「テレビ・プッシュ」サービス(イッツコム)
イッツコムの専用端末を通して、防災無線の緊急放送(避難情報など)をテレビの画面やスピーカーからリアルタイムで受け取れます。緊急時にはテレビを自動でオンにしたり、画面表示も切り替えられる機能付きです。https://www.itscom.co.jp/corporate/nrelease/fy2016/55961.html?utm_source=chatgpt.com - 「J:COM 防災情報サービス」
J:COM加入者向けに、防災無線内容を専用端末で配信。FMラジオも搭載されており、災害時には持ち出して活用することも可能です。月額利用料があり、設置費用も別途必要です。https://newsreleases.jcom.co.jp/cable/20141128_791.html?utm_source=chatgpt.com
5. その他の情報収集手段
- エフエム世田谷(83.4MHz)
地震や余震、避難情報などをラジオで伝えます。インターネット配信も利用可能です。https://fmsetagaya.com/ - 世田谷区防災ポータルサイト/公式LINE/X(旧Twitter)
災害時の最新情報は区の公式メディアで確認できます。https://www.city.setagaya.lg.jp/02049/589.html?utm_source=chatgpt.com - 電話・FAXによる災害時緊急情報配信
河川氾濫や土砂災害の恐れがある場合、携帯電話を持たない方や高齢者向けに、事前登録した自宅の固定電話やFAXに避難情報を届ける仕組みです。https://setagaya.guide/life/life-info/bousai-link-list/?utm_source=chatgpt.com
防災無線が聞き取りにくいと感じたとき、せたがや区は多角的な代替手段を用意しています。いざという時に備えて、ぜひ普段から以下をチェックしておくと安心です:
- 電話応答サービスの番号をメモしておく
- メール配信サービスに登録する
- ケーブルテレビやラジオの活用を検討する
- 区のポータルサイトやSNSをフォローする
- 事前に登録が必要な電話・FAXサービスも確認する
それぞれの手段には登録や設定が必要な場合もありますので、日頃からの準備をおすすめします。他の地域で確認したい場合は、地域名を入れてそれぞれのキーワードとともに検索してみてくださいね。
身近で災害に遭遇しないとなかなか重い腰は上がりませんが、「防災の日」ということで何か一つでも試してみてください。