立冬とは?冬の始まりを感じる季節の節目

11月上旬になると、暦の上では「立冬(りっとう)」を迎えます。立冬は、二十四節気のひとつで、「冬の気配が立ち始める日」とされています。2025年の立冬は11月7日です。異常気象の影響で、秋を感じられる期間が少なくなっていますが、暦上だけでも秋が終わり、冬が始まると感じるのは良いですよね。

立冬のイラスト

「立」は“始まり”を意味し、「冬」は“終わりと静けさ”を象徴します。つまり立冬は、自然界が活動を終え、静かに休息へ向かう季節の始まり。昔の人々は、立冬を境に衣替えをしたり、冬支度を始めたりしていました。

また、立冬は農業の節目でもあります。収穫が終わり、土を休ませる時期。冬野菜の準備や保存食づくりなど、暮らしの知恵が活かされる季節でもあります。

立冬の頃になると、紅葉が深まり、空気が澄んでくるのを感じられます。朝霜が降りたり、木枯らしが吹いたりと、自然の変化が目に見えて現れるのもこの時期。冬の星座が見え始め、夜空の美しさも格別です。

暮らしの面では、暖房器具の準備や、こたつ・ストーブの登場が定番。食卓には、根菜類や鍋料理が増え、体を温める工夫がされます。旬の食材としては、大根、白菜、里芋などが美味しくなる時期です。

立冬は、体調管理にも気をつけたいタイミング。寒暖差で風邪をひきやすくなるため、温かい服装や栄養のある食事、十分な睡眠が大切です。また、冬は心が沈みがちになることもあるので、好きな香りや音楽でリラックスする時間を持つのもおすすめです。

立冬は、冬の始まりを知らせる大切な節目。自然の変化を感じながら、心と体を整えて、穏やかな冬を迎えましょう。

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