今日は、クリスマス!

今年も街にきらめくイルミネーションが灯り、華やかなクリスマスの季節がやってきました。日本では恋人や友人と過ごすイベントとして定着していますが、そのルーツや世界各国の過ごし方を知ると、さらに奥深い魅力を感じることができます。

クリスマス(Christmas)、イエス・キリストの降誕(誕生)を祝うキリスト教の祝祭です。日付は12月25日ですが、多くの国では24日のクリスマスイブから、教会でのミサや家族での祝宴など、厳かに大切な時間を過ごします。日本でいうお盆と正月が一緒になったような、一年で最も重要な家族行事として位置づけられています。

クリスマスのイラスト

一方、日本では宗教的な意味合いよりも、ロマンチックなイベントとして独自に発展しました。家族よりも恋人や友人と過ごす日が優先され、特に24日のイブが重要視されます。
食文化もユニークで、欧米の七面鳥(ターキー)に代わり、フライドチキン(ケンタッキー・フライド・チキンが1974年に始めたキャンペーンが発祥とされる)が行列を作るほどの定番です。また、ふわふわのスポンジに生クリームと苺を飾ったショートケーキをクリスマスケーキとして食べるのも、実は日本独自の文化です。

キリスト教圏の国々では、クリスマスは家族や親戚が集まり、自宅でゆったりと過ごすのが一般的です。フランスではフォアグラや生ガキ、エスカルゴといった伝統料理や、シャポン(去勢した雄鶏)のごちそうがテーブルを飾ります。早いところでは11月からクリスマスマーケットが開催され活気づきますが、当日はほとんどの店が閉まり、静かで穏やかな一日となります。

中には、驚くようなユニークな習慣を持つ国もあります。
ウクライナでは、クリスマスツリーに人工のクモの巣を飾る風習があります。これは、貧しい女性のツリーにクモの巣が張り、朝日を浴びて金色と銀色に輝いたという民話に由来し、幸運の象徴とされています。
ノルウェー:では、クリスマスの夜、ホウキやモップを隠します。これは、悪い妖精が降りてきてホウキを盗み、乗り回して悪さをするという言い伝えから、その道具を与えないためです。
スペインでは、12月22日に高額賞金が当たる「エル・ゴルド」というクリスマス宝くじの抽選があり、国民にとって一大イベントとなっています。

国や地域によって形は違えど、クリスマスは皆にとって特別な一日。今年の聖夜も、どうか皆さまにとって温かく、素敵な思い出となりますように。

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