1月2日の過ごし方
お正月といえば元日が主役のように感じますが、実は1月2日にも昔から大切にされてきた行事や意味があります。元日の緊張が少しゆるみ、家の中に穏やかな空気が流れるこの日。そんな“お正月二日目”の過ごし方と、その背景にある理由を紹介します。
1月2日といえば、まず思い浮かぶのが書き初め。
新年に初めて筆をとることで、「一年の始まりを清らかな心で迎える」という意味があります。
昔はその年の恵方に向かって書くと運が開けるとされ、書いた紙をどんど焼きで燃やすことで「字が上達する」「願いが天に届く」と信じられてきました。
現代では、抱負を書き出すことで気持ちが整理され、自然と前向きなスタートが切れるという心理的な効果もあります。
1月2日の朝は、家族や友人と初夢の話をするのも楽しいものですね。
初夢は「一年の吉兆を占うもの」とされ、夢の内容を通してその年の運勢を読み取ろうとする文化が昔からありました。特に有名な「一富士、二鷹、三茄子」は、徳川家康にゆかりのある縁起物とも言われ、富士=無事、鷹=高い志、茄子=“成す”に通じるなど、前向きな意味が込められています。
夢の内容そのものよりも、夢をきっかけに一年を明るく語り合うことが、正月らしい温かさを生んでくれます
現代の1月2日の風物詩といえば、初売りもありますね。
商売繁盛を願って新年最初の営業を行うという意味があり、店側にとっても「一年の景気を占う大切な日」とされています。
福袋には「福を詰め込む」という願いが込められ、買う側にとっては運試しのような楽しさがあります。
昔の暦では、1月2日は仕事や学びを始める準備をする“事始め”の日とされていました。そのため、この日に年賀状を書いたり、手帳を開いたりすると「良いスタートが切れる」「字が上達する」といった言い伝えが残っています。
現代でも、1月2日は比較的ゆったり過ごせる日。
静かな時間に一年の計画を立てたり、やりたいことを書き出したりすると、心が整い、自然とやる気が湧いてきます。

1月2日は、元日の賑わいが落ち着き、一年の方向性を整えるための行事が多い日です。
書き初めで心を整え、初夢で運勢を語り合い、初売りで新しい気分を取り入れ、事始めで一年の準備をする。
そんな小さな習わしには、どれも「良い一年を迎えたい」という願いが込められています。
今年の1月2日は、少しだけ意識して過ごしてみると、いつもより豊かな時間になるかもしれませんね。

