2月25日「ひざ関節の日」健康な毎日を支えるヒント
毎年 2月25日 は「ひざ関節の日」。
「ニー(英語でひざ、2)・ニッコリ(25)」の語呂から名付けられ、ひざ関節の健康に関心を向ける日として日本記念日協会に登録されています。制定の背景には、「100歳まで自分の足で歩き続けよう」という想いがあります。
そもそも「ひざ関節」って?
ひざは歩行や立ち座り、階段の昇降など生活の基本動作を支える重要な関節です。
しかし、加齢や生活習慣、過去のケガなどが原因で ひざの軟骨がすり減る「変形性膝関節症」 になる人が増えています。
代表的な調査では、中高年の多くで変形性膝関節症が見られるとされ、特に50歳以上で急増します。
日本国内では 40歳以上で多数の人が罹患している可能性が報告されており、症状のある人だけでなく“X線上で変形が認められる人”を含めるとかなり高い割合になります。
変形性膝関節症とは?
変形性膝関節症は、
- 膝の軟骨がすり減る
- 骨同士の当たりが強くなる
- 立ち上がり・歩行・階段で痛みが出る
といった変化が起きる慢性疾患です。
初期は違和感程度でも、進行すると日常生活に支障をきたすこともあります。
日常生活で気を付けたいこと
ひざの痛みを予防し、進行を遅らせるために、日々できる工夫を紹介します。
1. 筋力を鍛えて“支える力”を強化
ひざを支える太ももの筋肉(大腿四頭筋など)を鍛えることは重要です。
これにより関節への負担が軽減し、痛みの予防・緩和につながります。軽いウォーキングや段階的な筋トレが有効とされています。
2. 体重管理をしっかりと
体重が増えると、その分だけひざにかかる負担も大きくなります。
減量や栄養バランスの見直しは、関節の長期的な健康に直結します。
3. 日常の動作で“膝への負担を避ける工夫”をする
日常生活では、立ち座り・歩行・階段といった基本動作がひざに大きな負担を与えます。
特に、急な屈伸や深く膝を曲げる動きは、関節にストレスをかけやすいとされています。また、立ち上がり・歩行・段差の昇降が日常生活活動(ADL)に直結することが報告されています。
💡 日常で気を付けるポイント例
- ゆっくり立ち上がる
- 深く膝を曲げる姿勢を避ける
- 大きな段差はサポートを使う

4. 適切な靴(フットウェア)を選ぶ
靴は単なるファッションではなく、ひざ関節の衝撃を和らげる重要な要素です。
衝撃吸収性のあるクッション性の高い靴や、安定性のあるインソール入りの靴は、膝への負担を軽減するという報告もあります。
💡 靴選びの目安
- クッション性のある靴底
- かかと・アーチのサポートあり
- 過度なハイヒールや硬い底は控える
※医学的には「どんな靴が絶対良い」と一義的に言えるものはありませんが、研究でもサポート靴やクッション靴が痛み緩和に役立つ可能性が示されています。
5. 痛みや違和感を感じたら早めに相談
- 痛みや違和感を我慢せず、整形外科や専門医に相談することで早期の対策(運動療法他)につながります。
まとめ:ひざ関節の健康は“日々の選択”
「ひざ関節の日」は、ただの記念日ではなく、自分の身体と向き合うきっかけです。
ひざは歳を重ねても健康に保つことができる関節です。日常生活の中で小さな工夫を積み重ねていきましょう。
年齢を重ね、自分自身がひざの痛みを抱えるようになって、はじめて気づく――それでは少し遅いのかもしれません。
街で誰かの歩き方を見て「ちょっと痛そうだな」と感じたときは、どうかご自身のひざにも目を向けてみてくださいね。
かくいう私も、少し遅いですが正座も跪坐(きざ)もできなくなって、少し気を付けるようになってきました。

