電話帳と104番が終了へ――2026年3月で幕を下ろす理由とは?(タウンページ最終版は希望配達制に)
はじめに
NTT東日本・NTT西日本より、
電話帳(タウンページ等)および番号案内サービス「104番」を
2026年3月31日で終了するとの発表がされており、いよいよ今月末までとなりました。
長年親しまれてきたサービスですが、なぜ今、終了となるのでしょうか。
時代の流れだけではない背景を整理してみます。
タウンページは、職業名やサービス名から店舗・企業の名前、電話番号、住所などの情報を探すことができるNTT東日本・NTT西日本が発行する職業別電話帳です。
ハローページは、個人名や企業名を五十音順に掲載した電話帳のことです。2021年10月以降に発行された最終版をもって、発行・配布が終了しました。
① 利用者の大幅な減少
NTT公式発表では、終了理由として
電話帳および番号案内サービスの利用者数が大きく減少していること
が挙げられています。
スマートフォンやインターネット検索の普及により、電話番号を調べる方法が大きく変わりました。
以前は
・電話帳をめくる
・104番に電話する
という方法が一般的でしたが、現在は
・検索エンジン
・企業公式サイト
・地図アプリ
などで即座に調べられる時代になっています。
② 固定電話の減少という社会変化
背景には、固定電話の利用減少もあります。
総務省の統計でも、固定電話の契約数は減少傾向が続いており、携帯電話が生活の中心になっています。
固定電話を設置しない家庭や事業者が増えたことで、電話帳や番号案内の必要性も低下しました。

③ 紙媒体からWebへの移行
タウンページ最終版(2025年1月以降発行分)は、
- インターネット上で全職種を掲載する Web版
- 利用機会の多い職種を中心とした 冊子版
の形で提供されます。
冊子版は 希望する方が申し込みを行う「希望配達制」 となります。
従来のように全世帯へ一律配布する形ではなくなる、という点が大きな変更です。
(出典:NTT西日本 公式発表
https://www.ntt-west.co.jp/news/2407/240719a.html)
④ 環境負荷軽減の観点
公式発表では、紙資源使用量の削減など
環境への配慮も理由の一つとして挙げられています。
膨大な部数を印刷・配送する仕組みは、
社会全体のデジタル化の流れの中で見直しが進んでいます。
⑤ 104番も同時終了
番号案内サービス「104番」も2026年3月31日で終了します。
オペレーターが電話番号を案内してくれるサービスでしたが、
インターネット検索の普及により利用は大幅に減少していると発表されています。
まとめ:時代の節目
電話帳と104番は、
昭和・平成の生活を支えた大切なインフラでした。
しかし
✔ スマートフォンの普及
✔ 固定電話利用の減少
✔ 紙媒体からWebへの移行
✔ 環境配慮
といった複数の要因が重なり、その役割を終えることになりました。
「不便になる」というよりも、社会の情報取得方法が変化した結果と言えるでしょう。
長年親しまれてきた電話帳と104番。使い慣れたサービスがなくなるのは少し寂しいものですね。今後も利用したいとお考えの方は、公式発表をご確認のうえ、お早めにお手続きください。
NTT東日本:電話帳(タウンページ等)および番号案内(104番)の終了について https://www.ntt-east.co.jp/release/detail/20240719_01.html

