ピクセルとドットの違いってなんだろう?
パソコンやスマホの用語でよく聞く、ピクセルとドット。
両者とも同じように画像などのサイズ(長さ)を表す単位です。
パソコンやスマホで表示させられる最小単位という事で、ほぼ同じ意味を指します。しかしそれでは、なぜ呼び方が違うのか、意味がなく感じてしまいますよね。
今回はピクセルとドットについて少し詳しくお話していきますね。
1ピクセルは3ドット?その理由とは……
ピクセルもドットも、実は同じように、パソコンやスマホで表示できる一番小さな光の粒の事を指します。しかし、この「一番」というのが少々厄介なんですね。
ピクセルは、「色」が「色」として見える最小の粒の事を指し、ドットはとにかく一番細かく光を発している粒の事を指します。
ここで登場するのがRGBです。こちらの言葉もよく聞きますね。
液晶モニターに近づいてみると、白い部分がR(レッド)G(グリーン)B(ブルー)が隣り合わせに並んで発光していて、色が混ざり合って白に見えます。また、その光の強弱で様々な色を出しているんです。
この場合、RGBのそれぞれが1ドットとなり、ピクセルはRGBの1セットで1ピクセルとなります。つまり、液晶画面で見るものは、1ピクセル=3ドットという計算になりますね。
1ピクセル=1ドットのもの
デジカメなどの画像データに関しては、1ドットにRGBすべての情報を組み込むことが出来るので、1ドット=1ピクセルとなります。
同じように、プリンターも、同じ1か所に複数の種類のインクを吹き付けることができますので、色情報がすべて入ってしまいます。こちらも、1ドット=1ピクセルということです。スキャナーも、デジカメと同じようにカラー情報を読み取っていますので、1ドット=1ピクセルになります。
今回出てきた、RGBやインクの色(CMYK)のお話については、また機会がありましたら別の記事で紹介いたしますね😊