災害時、自分だけは大丈夫だろうと思うのは当り前の感覚

近年、気象災害が多くなってきたように思います。災害が起きた際に避難情報が出ていても「自分は大丈夫だろう」と思い込んでしまう心の働きのことを「正常性バイアス」と言います。この思い込みは避難が遅れる原因の一つとされています。

一見すると、「なぜ逃げない?」と疑問に思うかもしれません。しかし、日本大学危機管理学部の秦康範教授によると、正常性バイアスは「誰もが持っている当たり前の感覚」だそうです。

正常性バイアスが働くと、災害のリスクを過小評価し、普段通りの行動を続けてしまうことがあります。このため、避難のタイミングを逃してしまうことが多いのです。ですから、避難情報が出た時には、このバイアスにとらわれず、早めに避難行動をとることが重要です。

災害時には「自分は大丈夫」という感覚を捨て、情報をしっかりと受け入れ、迅速な行動を心掛けることが大切です。普段から災害に備え、自分や家族の安全を第一に考えるようにしましょう。

まもなく本格的に迎える梅雨シーズン。日本気象協会によると、ことしは平年に比べて梅雨入りが全国的に遅く、梅雨入り早々にまとまった雨が降る可能性がある。
▼「避難めんどくさい」にならないため 災害は突然に…“心の隙”を知るゲーム 震災経験した大学生が制作

私たちは、2018年の西日本豪雨で、避難をためらう父親を説得した男性を取材。災害時、「自分は大丈夫だろう」と思い込んでしまう正常性バイアス。どんな備えが必要なのか。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8c3f01018efaa7cb1dde0c77ccf28662512aec6e

教室について詳しくはコチラ

初心から資格取得まで対応、開校21年のアットホームなパソコン教室です