今日は、「元号の日」

今日は、「元号の日」です。
元号は、中国の漢の武帝が紀元前140年に「建元(けんげん)」という元号を定めたのが始まりとされています。日本では645年の「大化」が最初の元号で、中大兄皇子(後の天智天皇)が大化の改新の後に制定しました。

元号の日のイラスト

元号は、天皇の即位や特別な出来事をきっかけに改められ、時代の象徴として使われてきました。例えば、災害や戦乱の後に改元することで、人々の気持ちを新たにする役割も果たしていました。
現在の日本では、一世一元の制が採用され、天皇が代わるごとに新しい元号が決まります。元号の選定には、漢字の意味や響きの良さが考慮され、国の理想を表すものが選ばれます。
近年ですと、「昭和」は、四書五経の「百姓昭明、協和萬邦」が出典で、「国民の平和および世界各国の共存繁栄を願う」という意味が込められています。「平成」は、「史記」五帝本紀の「内平外成(内平かに外成る)」、「書経」大禹謨(偽書)の「地平天成(地平かに天成る)」からで、「内外、天地とも平和が達成される」という意味が込められた元号です。今の元号の「令和」は、現存する日本最古の歌集「万葉集」の、梅の花の歌の序文「初春の令月(れいげつ)にして、氣淑(きよ)く風和らぎ、梅は鏡前(きょうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香(こう)を薫(かお)らす』から引用されており、「美しい調和」を意味する言葉として選ばれました。現在の「令和(れいわ)」まで、248の元号が定められています。

元号は単なる年の数え方ではなく、時代の雰囲気や価値観を反映する大切な文化なんですね。興味深いですよね!
今まで、どんな元号があったか知りたい場合は、インターネットで検索してみてくださいね。

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