冬至(とうじ)とは?一年で最も夜が長い日の意味と過ごし方

12月22日は「冬至」。一年で 昼間が最も短く、夜が最も長くなる日 です。古くから太陽の力を感じ、これから再び日が長くなることを願う節目として、大切にされてきました。

📌 冬至ってどういう意味?

「冬至」とは、太陽が天空で最も低い位置を通るため、 日の出から日の入りまでの時間が1年で最も短くなる日 のことです。北半球ではこの日を境に、少しずつ昼の時間が長くなっていきます。

言葉の由来
「冬至」は、「冬が至る(冬がやってくる)」という意味。季節の区切りとして、古来より暦や農事のタイミングを知る重要な日でもありました。

🌞 日の長さと日の出/日の入り(2025年・東京)

2025年の冬至は 12月22日(月) 。東京での 日の出/日の入り は以下の通りです。

  • 🌅 日の出:6時48分ごろ
  • 🌇 日の入り:16時32分ごろ

🕰 昼の時間が最も短い日となり、夜が長くなります。」

※ 地球の公転や傾きの関係で、日没が最も早い日や日の出が最も遅い日が冬至とずれることがあり、1年で「日の出・日の入り」の時刻変化は一律ではありません。

🍲 日本の冬至の風習

日本では冬至は静かでほっとするような「季節の節目」として親しまれています。代表的な習慣を紹介します:

■ かぼちゃを食べる

栄養価の高いかぼちゃを食べることで、冬を元気に過ごすという願いがあります。

■ ゆず湯に入る

ゆずの香りとビタミンで、身体を温めて健康を願う習慣です。

■ 冬至祭や護符

神社では「一陽来復(いちようらいふく)」というお守りが授与され、寒い冬を乗り切り運気を取り戻すという意味合いがあります

冬至に「ん」の付く食べ物を食べる風習があります。「ん=運」に通じ、運気を体に取り込むという縁起担ぎから生まれたものです。冬至は一陽来復の節目でもあり、お守りと同様、新しい運を迎える意味が込められています。

■ 冬至に「ん」の付く食べ物が良い理由

①「ん」=「運」が付くと考えられたため

昔の人は言葉遊びをとても大切にしていて、「ん」=「運」 に通じると考えられていました。

そのため
👉 「ん」が付く食べ物を食べる=運を体に取り込む
👉 冬至を境に運気が上向く(一陽来復)
という縁起担ぎの意味があります。

② 冬至は「運が切り替わる日」だから

冬至は、陰が極まり、ここから陽の気が戻り始める日とされ、運気の流れが変わる大切な節目。

そこで、新しい運を呼び込む食べ物をとるという意味で「ん」の付く食材が選ばれました。

③ 代表的な「ん」の付く食べ物(冬至七種)

特に縁起が良いとされるのが次の7つです。

なんきん(かぼちゃ) 、にんじん 、れんこん 、 ぎんなん 、かんてん うんどん(うどん)うんどん(うどん)、いんげん
(んが付くべ何でもよいならプリンにしようかと思うスタッフKです)

どれも
✔ 体を温める
✔ 保存がきく
✔ 冬に不足しがちな栄養がとれる

という 実用的な理由 も兼ねています。

④ 迷信ではなく「暮らしの知恵」

「ん」が付くから良い、というのは単なる語呂合わせに見えますが、

冬に栄養をしっかりとる

病気にならないよう備える

季節の節目を意識して暮らす

という 昔の人の生活の知恵 が背景にあります。

🌍 世界の冬至の行事・伝統

冬至は太陽の動きという宇宙的な現象なので、日本だけではなく 世界各地で祝われてきた伝統 があります。

🪨 イギリス(ストーンヘンジ)

古代から太陽の動きを観察するために造られたストーンヘンジでは、冬至の日の出を見ようと大勢の人が集まります。日の出の光が遺跡を照らす姿は、再生・再び太陽が戻る象徴として語り継がれています。

🍡 中国・東アジア「冬至(ドンジ)」

中国では団子「湯円(タンユェン)」を家族で食べる習慣があり、親族が集まる冬の重要な行事でもあります(関連文化)。

🎄 北欧・ヨーロッパの祝祭

太陽の再生を祝う「ユール祭」など、冬至の時期をまたぐ祝祭が行われ、冬の長い夜を家族や仲間と過ごす伝統があります。

📅 この日を楽しむヒント

  • 日の出と同じ時間に起きてみよう(とっくに起きていますという方は別として、翌日にでも試してみてください)
  • ゆず湯と温かい食事で体を温める
  • 夜は長いので家族とじっくり語らう時間にする
  • 世界の冬至を調べてみる
  • 一陽来復守りを授けている神社を探してみる

最後に
季節を楽しみ、行事を知るという事は、先人の知恵を学ぶことでもあります。取り入れると良いと思うことは積極的に取り入れてみましょう!

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