日本でもオーロラを観測!?
昨日、日本各地でオーロラが観測されたというニュースが大きな話題になりました。
オーロラといえば、北極圏・南極圏の北欧やカナダ、アラスカなど高緯度地域で見られる自然現象という印象が強く、日本で観測されることは非常に珍しい出来事です。
オーロラは、太陽から放出される「太陽風」と呼ばれる高エネルギー粒子が、地球の磁場に沿って大気に到達し、酸素や窒素と衝突することで発光する現象です。
・酸素との反応 → 緑や赤の光
・窒素との反応 → 青や紫の光
通常は、地球の磁場が粒子を極地へ導くため、北極圏や南極圏でしか見られません。しかし太陽活動が活発化すると磁気嵐が発生し、オーロラ帯が低緯度地域まで広がることがあります。今回日本で観測されたのも、この強い磁気嵐の影響によるものです。
オーロラ観測の定番スポットは以下の地域です。
・北欧(ノルウェー、フィンランド、スウェーデン)
・カナダ北部(ユーコン準州、ノースウエスト準州
・アラスカ
・アイスランド
これらは、「オーロラベルト」と呼ばれる高緯度地帯に位置しており、年間を通じて安定して観測できます。観光資源としても人気が高く、世界中から多くの人々が訪れています。

日本でオーロラが見られるのは数十年に一度の非常に珍しい現象です。過去には以下のような記録が残っています。
・1938年:東北地方で赤いオーロラが観測された記録があります。
・1958年2月11日:世界的に大規模な磁気嵐が発生し、日本各地でオーロラが観測されました。
・1989年3月13日:カナダで大停電を引き起こした磁気嵐の際、日本でも赤いオーロラが観測されたと報告されています。
昨日のオーロラ観測は、現代の日本において数十年ぶりに訪れた貴重な瞬間でした。普段は遠い北の国でしか見られない光の舞が、日本の夜空を彩ったのです。過去の記録と照らし合わせても、今回の観測は歴史的な出来事といえます。
次に日本でオーロラが見られるのはいつになるのでしょうか。太陽活動の周期や磁気嵐の規模によって左右されるため予測は難しいですが、また見られると良いですよね。
オーロラに関して、もっと詳しく知りたい方は、インターネット検索や生成AIを使って調べて見てくださいね。

