台風の後にあるフェーン現象とは
台風7号が過ぎた関東地方は17日、群馬県館林市では39.6度に達しました。フェーン現象によるものです。フェーン現象とは何でしょう?
フェーン現象は、アルプス山脈を吹き降りる乾いた暖かい風がその名前の由来となっています。この現象は、山を越えた風が急に暖かく、乾燥した状態で吹き降りることを指します。もともとはドイツ語の「Föhn(フェーン)」という言葉からきており、アルプス地域で見られる特有の気象現象として知られていました。
日本でも、このフェーン現象はしばしば見られます。特に台風が通過した後に発生することが多いです。台風が日本列島を横切るとき、その強風が湿った空気を山に押し上げます。山を越えると、この空気は急に乾燥して、温度が上昇します。その結果、台風が過ぎた後の晴天と共に、急激に気温が上がり、暑さを感じることがあります。特に夏は熱中症等の危険性も高まるので注意が必要ですね。
フェーン現象
湿潤な空気が山を越えて反対側に吹き下りたときに、風下側で吹く乾燥した高温の風のことを「フェーン」と言い、 そのために付近の気温が上昇することを「フェーン現象」と呼びます。
https://www.data.jma.go.jp/cpd/j_climate/hokuriku/column01.html