近頃よく聞くブラックフライデーの由来
某ショッピングサイトでなどでよく聞くブラックフライデーは、11月の感謝祭(Thanksgiving Day自然や周りの様々なことに感謝する日。第4木曜日、今年は11月23日)の翌日の金曜日の事です。感謝祭は、日本の勤労感謝の日に近いですね。
感謝祭の翌日金曜日のブラックフライデーは、今では目玉セールの色が濃いですが、この言葉が初めて使われたのは、もともとは金融暴落からとの事です。ブラックマンデーという言葉もありましたので、ちょっと納得ですね。
ブラックフライデーの歴史
ブラックフライデーって最近できたイベントだと思っている人が多いのでは?
ブラックフライデーの歴史はなんと19世紀後半までさかのぼります!
当時、アメリカは金融危機に瀕しており、今のような週末限定のセールのような概念などはありませんでした。
そんな不況に見舞われる中、ブラックフライデーという用語が最初に使用されたのは、1869年の金融危機を説明するためでした。
この金融危機には、ウォール街の金融業者、ジム・フィスク、コービン・アベルとジェイ・グールドが一攫千金を狙い、価格を上げるために金を大量に買い、それを売って利益を得ようとしたことが背景にあります。
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何故金融業界の言葉だったのが、お買い物の言葉として定着してきたのかというと、フィラデルフィアの警官たちの、買い物客対応の大変さから来ていたのは驚きです。
ブラックフライデーという名称の由来は?
ブラックフライデーが今日私たちが知っているようなセールの概念として初めて使われだしたのは、1961年の感謝祭の翌日、フィラデルフィア州ででした。
市内の警察官が、感謝祭の翌日をブラックフライデーという言葉を使って、表現しました。
感謝祭の次の土曜日に行われる陸海軍のフットボールの試合に先立ち、大勢の観光客や買い物客が街に殺到し、 市民に混乱を招きました。
交通渋滞を引き起こし、万引きも多発するなど、大変な一日に。
フィラデルフィアの警官は、群衆をコントールして交通を制御するためにこの日休みを取ることができなかっただけでなく、特別に長いシフトに調整しなければなりませんでした。
それ故にブラックフライデーとして説明されました。
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何気なく巷で聞く言葉ですが、意味を知るとよくぞ考えたものだと感心しきりです。が、これまたよく聞く「ブラック○○」というのに近い気がして、お得に買い物のウキウキ感が後ろめたく感じて少し複雑です。
今のブラックフライデーは、配達の方々が実感する言葉なのかもしれませんね(;’∀’)