春の皿には苦味を盛れということわざ
春になると筍や山菜など苦味やアクのある野菜が出てきます。昔の人はこんなものをよく食べようと思ったなというものもあります。古くから日本に基づいている「食養生」という考え方のひとつです。健康でいるために体調に応じた食事をとることが大切とされ、季節ごとの食材は身体に必要なものを与えてくれると考えられていました。
春には冬の間に溜まった体内の老廃物を排出する効果があるとされる苦味やアクのある野菜が豊富になり、摂取することで消化器官の働きを促進し、体内の不要なものを排出し新しい季節に向けて体をリフレッシュさせる助けとなると言われてます。
「春の皿には苦味を盛れ」という言葉は、苦味のある山菜や野菜は冬にためこんだ不要なものを身体の外に出して身体を目覚めさせるので、積極的に食べようという意味です。でも摂り過ぎると呼吸器系や肌、大腸などに影響し、不調の元になるとされますので注意が必要です。
我が家の『筍のアク抜きの仕方』(諸説あるうちのひとつと思ってください)
- 大きめの鍋にたっぷり水と米ぬかを一握り入れ、縦半分に切って皮をむいた筍を入れ20分ぐらい煮て火を止める。
- 洗わないで一晩(5〜6時間)鍋に入れたままそのまま冷やす。
- 時間が経過したら水できれいに洗ってから調理する。
筍は山から取ったらすぐに食べてと言われているぐらい鮮度が大事ですので購入したらすぐに下処理することが美味しくいただくポイントです!試してみてくださいね。