【Excel練習問題】時間の計算(SUM関数・WEEKDAY関数・四則計算・HOUR関数・MINUTE関数・FLOOR関数・表示形式)
今回は「一週間の映画視聴履歴と合計時間30分で100ポイントの視聴ポイントの計算」を試みたいと思います。
今回使う関数一覧
SUM関数
WEEKDAY関数
HOUR関数
MINUTE関数
FLOOR関数
そのほかに、四則計算と、場合によっては表示形式の変更を使用します。
目次
①ベタ打ち入力
まずは入力見本を参考に入力をして見ましょう※入力見本・完成見本はダウンロードできます
入力見本
入力データはダウンロードして利用もできます。
②WEEKDAY関数で「B3」に曜日を表示させる
WEEKDAY関数は日付から曜日を算出する関数です。
【詳しくはこちらの記事をご覧ください】
今回、B3に表示させるのはA3の曜日ですので構文は以下の通りになります。
=WEEKDAY(A3,1)
更に、このままでは曜日は数値のままですので、セルの書式設定を「aaa」とし、曜日を表示させましょう。
完成したら、オートフィルコピーを使ってB19まで曜日を入れこみましょう。
WEEKDAY関数と曜日表示に関して、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
③E3セルで時間を数値に変更する(例えば、1:30だったら1.5になるようにする)
時間を数値に変更する作業がなぜ必要かというと、ポイント計算をするうえで、時間だと60分計算をするところを、数値だと100として計算しないと、ポイント計算ができないからです。この計算は時給による給与計算にも使われています。
時間を数値にする時に使用する関数はHOUR関数とMINUTE関数です。それぞれ、時間と分から数字を抜き出す関数です。
E3セルにはいるのは、D3セルにある時間(2時間7分)を数値化したものです。
HOUR関数+MINUTE関数/60で数値に起こします。
=HOUR(D3)+MINUTE(D3)/60
HOUR関数とMINUTE関数に関して、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
④SUM関数で合計時間と合計数値を出す
D20・E20に合計を出します。
まずはD20にD4~D19の合計を出すSUM関数を入力しましょう。
SUM関数の答えが異なる場合は、表示形式の変更で整えてみましょう。
=SUM(D3:D19)
入力ができたら、オートフィルコピーを使ってE20に数式をコピーしましょう。
=SUM(E3:E19)
24時間以上の表示をするための表示形式に関しては、こちらの記事をご覧ください。
⑤合計から視聴ポイント(30分100ポイント)を計算する
30分100ポイントということは、1時間200ポイントとなります。つまり、1時間30分(1.5時間)視聴の場合は300ポイントとなります。今回は30分毎の切り捨てとなるので、1時間55分視聴の場合でも300ポイントとなるように関数を入れてみましょう。
ここで使用する切り捨て関数はFLOOR関数です。ROUNDDOWN関数ですと、桁ごとの切り捨てはできますが、0.5等の半端な数値での切り捨てはできません。細かな数値での切り捨てや、時間などの単位にかかる切り捨てにはFLOOR関数を使用しましょう。
=FLOOR(E20,0.5)*200
Hint!E20に出ている数値は1時間が基準となっているので、ポイントも1時間基準の200ポイントで計算します。
FLOOR関数に関して、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
⑥完成見本
時間でポイントをつける計算は、時給での給与計算などに応用できます。
また、やってみたけれど、時間が00:02:07等、表示が異なる場合は表示形式(セルの書式)の変更で調整してみましょう。
是非、研修、お勉強、実習に役立ててくださいね。