ステマ・ステルスマーケティングって何?
最近、映画のニュースで「ステマ(ステルスマーケティング)」という言葉をよく聞きます。皆様は「ステマ」をご存知ですか?
そもそもステマって?
ステマはステルスマーケティングの略で、ステルス(見つからないようにする)マーケティング(”売る”などの企業活動)、つまり、隠れて企業活動をすることを指します。
ヤラセやサクラというと、少し馴染みが出ますでしょうか?
例えばどんなことが「ステマ」になるの?
企業の人が、一般人を装って、自社製品や提携先の商品などのイメージアップをすることは「ステマ」になります。嘘であれ本当であれ、「装って」というのが「ステルス」につながりますね。
企業の人じゃなくても、企業から依頼された人、企業から仕事としてお金をもらってる人の記事は、「広告であること」を明記していないと「ステマ」になってしまいます。
芸能人や有名人、インフルエンサー(影響力のある人)が、企業からお金をもらっているのにもかかわらず、広告ということを明記せずに、その企業商品のイメージアップなどをすることも「ステマ」になります。
なぜ、SNSやブログで容易に「ステマ」が行われるのか
SNSやブログは、それだけ身近なものであり、一般人でも手を付けやすく、また、一般人が一般人の記事を見るという事も手軽にできるからです。
一昔前までは、テレビやラジオのCM、看板、チラシ、ポスターなどが一般的な宣伝方法でした。これらは、たくさんのお金がかかり、多くの手順を踏む必要があります。
しかし、SNSやブログでは、依頼し、お金を払えば、一般人でもそれなりにイメージアップの記事を拡散することが可能です。
依頼するほうも、依頼される方も、簡単になってしまったがゆえに「ステマ」が広がってしまっているんですね。
ステルスが明るみになった時の、業界全体の信頼性はもちろん、個人の信頼性も傷ついてしまい、なにより消費者を騙すことになってしまう「ステルスマーケティング」。見破るのは難しいときもあります。
インターネットで何かのレビューを見る時は、「ステマがあるかも」と、ちょっと注意してみるのも、いいかもしれません。