東京本染注染 梨園染 戸田屋商店さんに行ってきました

私は手拭いが大好きでハンカチの代わりにいつも使用しています。デザインが豊富で手拭きにも首に巻けば防寒にもなったりしてとても便利です。先日、着物のイベントで昨年の朝ドラ「らんまん」で人気になった「のぞき窓」手拭いの東京本染注染の梨園染 戸田屋商店さんにお邪魔しました。床間などにかわいい手拭いや季節の品で飾られた昔からの建築が今に残る貴重なお部屋を見せていただきました。また、たくさんの手拭い!デザインの豊富さに驚きました。またどこか懐かしい、日本橋の真ん中とは思えない空間に感動しました。

東京本染注染は、江戸東京都周辺地域で受け継がれてきた手仕事の型染めです。江戸時代に技法が確立した型染め技術で、生地を屏風畳み状に折り重ねながら防染糊を型付けした後、重なった生地にヤカン(ジョウロ型の道具)で染料を注ぎ染め、染め上がりに裏表なく生地の両面が染まるのが特徴です。

昔はたくさんあった染めの工場も今や10箇所程度になったそうです。その理由に手仕事の需要と供給や後継が育ちにくい環境にあったそうです。技術を盗まれないように工程を分散した結果、一つのところで作りにくい体系になったそうです。あとは職人も世の中の流れもあり昔と違って無理をして仕上げることも無くなったそうです。このままだと無くなってしまうと団体で国にお願いした結果、令和5年10月26日に経済産業省は伝統的工芸品として「東京本染注染」を新たに指定しました。

機会があればぜひ訪れてみてください。

梨園染 戸田屋商店さん>>https://www.rienzome.co.jp/

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