深大寺と神代植物公園の読み方は「じんだい」なのになぜ漢字が違っているの?

教室から近く、写真サークルなどでも訪れたことのある深大寺と神代植物公園。同じ「じんだい」と読むのに漢字が違う理由をご存知ですか?先日、オンラインツアーの旅介で紹介していました。

深大寺は、奈良時代の天平5年(733)に満功上人が開山したといわれ、1300年の歴史があり境域は清水にめぐまれ、その水はつきない流れとなって、かつては下流の田を潤してきました。古代の人々は、素朴な水神信仰を生み、やがて仏教の伝来とともにこの霊地に注目して寺が建立されたといわれています。

いま深大寺の境域は清水にめぐまれ、その清冽な水はつきない流れとなって、かつては下流の田を潤してきました。古代、その水を求めて集まった人々の泉に対する感謝の心は、素朴な水神信仰を生み、やがて仏教の伝来とともにこの霊地に注目して寺が建立されたといわれます。これが草創期の姿なのでありましょう。

https://www.jindaiji.or.jp/about/history_03.php

神代植物公園は武蔵野の面影が残る園内で、四季を通じて草木の姿や花の美しさを味わうことができます。この公園はもともと、東京の街路樹などを育てるための苗圃でした が、戦後、神代緑地として公開されたあと、昭和36年に名称も神代植物公園と改め、都内唯一の植物公園として開園されました。

本題の読み方は「じんだい」なのになぜ漢字が違っているのかというと、1889年(明治22年)4月1日 町村制の施行に伴い、深大寺村、佐須村、金子村、柴崎村、下仙川村、入間村、大町村の全域と、北野村の一部の8つの村が合併して神奈川県北多摩郡神代村ができました。深大という漢字を使用しなかったのには深大寺村以外の村からの反対があったそうです。そこで8つの村が統合されてできた村なので当て字で神様もいる所として「神代」とつけました。その後、また統合され神代村はなくなりましたが、公共機関には神代という名称が残ったそうです。

近々、歴史に思いを馳せ深大寺と神代植物公園を訪れてみたいと思います。

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